【ネット動画をレビュー】コインランドリー投資の収支を大公開~700万円の赤字で失敗する人も…

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2015年頃から街中のあちこちで、コインランドリーをよく見かけるようになりました。
至近距離にコインランドリーが何店舗か出店しているところもあり、乾燥機が全部回っている日もあれば微動だにしない日もあるようで、儲かっているのかそうでないのかサッパリわかりません。

今回はそんなわかりづらいコインランドリー投資について取り上げた、お笑いコンビ・TKOの木本氏と木下氏が出演する楽待のYouTube動画を視聴して考えたことをお話しします。

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  • 不動産歴20年のフリーランス
  • 投資家(不動産14年、株式3年)
  • 運用投資総額は約3,500万円

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • コインランドリー経営の収支の一例

ぜひ最後までご覧ください。




コインランドリー投資の収支を大公開~700万円の赤字で失敗する人も…・本編とあらすじ

まずはコインランドリー投資を特集したYouTube動画の本編とあらすじから始めていきます。

コインランドリー投資の収支を大公開~700万円の赤字で失敗する人も…・本編

こちらが今回の楽待YouTube動画です。

コインランドリーは梅雨の季節はもとより、雨が続くと儲かりますよね。
内田さんのようにコインランドリーを経営しながら太陽光にも投資していると、株式投資などで言うところの両建て状態にあり、どっちに転んでも利益につながる面白い発想でした。

また、このような投資系動画にTKO木本氏が関わるのは、より胡散臭さが増していいですね。
この動画で投資対象はホテル、キャンプ場、コインランドリーと続きましたが、もっとマニアックなものを期待しています。

コインランドリー投資の収支を大公開~700万円の赤字で失敗する人も…・あらすじ

今回動画に登場したのは不動産投資歴15年、アパートや戸建など複数の賃貸用不動産を保有し、年間の家賃収入は約2,600万円の内田さん。

内田さんがコインランドリーに参入したのは、2014年に自身が保有するマンション1階のテナントに空きが発生したことがきっかけでした。
次の入居者が決まるまで時間がかかるだろうと予見した内田さんは、その空きテナントでコインランドリーの経営を始めることを決意します。

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ワイ基準からするとこの時点で凄腕の投資家だ

内田さんによると、1ヶ月の売上は時期によってバラつきがあるものの1店舗当たり30万円~35万円とのこと。
そこから経費を差し引いた残りの利益は10万円~15万円になるそうです。

なお、コインランドリー内の洗濯機と乾燥機はリース契約で1ヶ月13,000円。
しかし13,000円になったのはごく最近のようで、契約の開始当初は1ヶ月13万円だったようですね。

コインランドリーで儲けを出すには近隣の競合の動向を調査して、効果的な値付けをすること。
あとは季節にあわせて半額キャンペーンを実施して宣伝をしたり、電気代やガス代などの固定費を少しでも削減する地道な努力が必要だとか。

ただし内田さんいわく、コインランドリー経営は飽和状態にあるため、これからの参入はおススメしないとも言っていましたので要注意ですね。

動画の感想とコインランドリーに思うこと

ここからは動画を視聴して感じたこと、コインランドリー経営に関して考えたことについてまとめてみます。

所感

今回の動画を視聴して、おそらくみんなが感じたであろうこと。

これ、儲かるどころか損じゃね?

内田さんは自身が保有する空きテナントでコインランドリーを始めたため、家賃がかかりません。
ちなみに今回の物件の想定家賃は12万円とのことです。

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もし借りて始めてたらトントン

さらに設備のリース契約が当初は13万円だったことを加味すると、ちょっと前まで内田さんの経営状態はトントンもしくは赤字だったはずです。
こうなると、コインランドリー経営を開始した2014年からずっとトントンで、リース金額が切り替わった差額12万円弱が利益に転化できたことから、喜んで動画に出演したように見えるのは気のせいでしょうか…。

これなら2014年の段階で、空きテナントの家賃を9万円とかくらいに下げてサクッと埋めるほうが賢明な判断に思えるのですが。
ま、内田さんは少なくともワイより優秀な不動産投資家なので、何か深い考えがあるんでしょうね。

コインランドリー経営について思うこと

私も10年くらい前にコインランドリーを検討したことがあり、本を2~3冊読みました。
ただ読めば読むほど、全然儲からない気がして結局参入には至りませんでした。

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今もやらなくて良かったと思ってる

参入に踏み切らなかった大きな理由は、当時日本はアメリカよりもコインランドリー普及率が低いとされ、この先需要が拡大することが前提であることに違和感を覚えたためです。

私自身コインランドリーを利用したことはほぼなく、雨の日は浴室乾燥機で乾かせば事足ります。
あるいは乾燥機付き洗濯機を持っている人なら、わざわざ雨の日にコインランドリーに行く必要もありませんし。

そう考えると、日本にコインランドリーが普及しないのは時代に遅れているからというより、日本独自の生活様式によるものだと感じました。

結局、自身が魅力に感じないものは手を出さないが吉

その後マ●マチャオはじめコインランドリー事業のコンサル業者がニョキニョキ出始め、都合のよい売上計画を見せてはフランチャイズ契約を結び設備を売りつけ、それなりの被害者を出したのは承知のとおりです。
本当にうまくいっている一握りのコインランドリー経営者を除いて、かつてのスマートデイズによる『かぼちゃの馬車事件』と構図は同じ、欲に目の眩んだ情弱投資家がダマされただけの自業自得案件ですね。

コインランドリー投資の収支を大公開~700万円の赤字で失敗する人も…レビュー・おわり

やっぱり世の洗濯機・乾燥機への需要を想像しても、これ以上コインランドリー経営が拡大するのは期待できません。
どうしてもコインランドリーをやりたいなら動画内で内田さんが発言していたように、中古のコインランドリー物件を安く買って始めるのがいいかもですね。

商売は、まず自身にとって必要・有益な商品やサービスの提供こそが基本原則と考えています。
したがって自分が利用しない商品やサービスに投資するのはリスクが大きく、慎重に判断しなければいけませんね。

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