【億り人】20年間の壮絶すぎる節約生活で「資産1億円」達成、 FIRE目指す45歳会社員の今後は?・レビュー

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欲しがりません、勝つまでは―何事も達成するためには相応のガマンが必要です。
「頑張って1億円貯めるぞ!」と意気込んで始めても当初の熱量は次第に冷め、次第に言い訳を口にし、しまいには目標を取り下げることはよくあることです。

諦めてドロップアウトする人が多いなかで、最後まで意思を貫き無事目的を達成できる人が少数ながらいることも事実。
今回は20年間の節約生活の末、ついに資産1億円を達成した偉人(異人?)の出演する楽待のYouTube動画を視聴して感じたことについてお話しします。

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  • 不動産歴20年のフリーランス
  • 投資家(不動産14年、株式3年)
  • 運用投資総額は約3,500万円

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • 資産1億円を達成することへの疑問符

ぜひ最後までご覧ください。




20年間の壮絶すぎる節約生活で「資産1億円」達成・本編とあらすじ

まずは動画本編と簡単なあらすじから見ていきましょう。
ちなみにこの出演者の登場は2回目です。

20年間の壮絶すぎる節約生活で「資産1億円」達成・本編

こちらが節約生活で億り人となった人が出演する楽待のYouTube動画です。

1億円貯まって買いたいものがほら枕だの、水切りカゴだの、う~ん、何だかなぁって感じですよ。
にしても、この動画に出演する『絶対仕事辞めるマン氏』は相当のカイジ好きですね。

「も~キンキンに冷えてやがる」
「ありがてぇ~」
「悪魔的だ」

こんなセリフを45歳になって嬉々としてカメラの前で喋ってる時点で、相当ヤバい奴って認識はあるのでしょうか。
私もほぼ同じ年齢ではありますが、せいぜい20代でその辺の世界からは卒業しましたよw

20年間の壮絶すぎる節約生活で「資産1億円」達成・あらすじ

20年にわたる過酷な節約生活で資産1億円を達成した『絶対仕事辞めるマン氏』、45歳。
新卒入社した会社での勤務に絶望感を覚え、その後は早期退職を目指してひたすら節約に励みます。

質素な食事&株主優待をフル活用して食費を徹底的に削減。
日用品への支出も極限まで絞り、年間500万円のペースで資産を築きあげました。

そして遂に資産が1億円を突破。
富裕層の仲間入りを果たすも、絶対仕事辞めるマン氏はこれまでの節約生活から脱することができず、FIREどころか勤め先の早期退職金を手離すのを惜しむあまり、無職生活への踏ん切りがつかない様子です。

1億円を達成した祝賀会と称してエビスビールに鶏の唐揚げ弁当、サラダを頬張る氏の姿を見ると、いったい何が幸せなのかわかりませんね。

感想

とりあえず、おめでとう…お幸せに

動画を視聴して思ったことあれこれ

ほとんどすべての点において共感できない氏ですが、ともかく思ったことについてあれこれまとめてみます。

所感

私も氏と同じ年代の生まれですが、ごく普通に結婚し2人の子宝に恵まれる、ありきたりな人生を送っています。
保有する資産では氏に遠く及ばず、持ち家を除けば1億円の半分まで行くか行かないか、といったところです。

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しかし、超節約人生が良いと思わない

半年程度の生活資金は残しつつ、それ以外の現金についてはどんどん使っていくことが大事ではないでしょうか。
同じ100万円でも、20歳の時の100万円と60歳を過ぎてからの100万円の価値は、天と地ほどの差があります。

外食ひとつ取っても、若い頃に奮発してデートで高級フレンチをご馳走したり、家族で高級焼き肉店でお腹いっぱい食べたり、決して損得勘定だけで測れない「その時にしかできない価値」が得られます。
ただ仕事を辞めるために期待でき得るすべての価値体験の機会を放棄し、ジジイになったときの生活費を確保するためだけに、若くから必死に節制するサマは全く理解できませんね。

氏もいろいろと言っていますが、つまるところ節約生活が楽しく、それこそが自身の人生にフィットしているだけでしょう。
でもこれだけ節約以外の価値体験を経験してこなかった人とお話ししても、きっと面白くないんだろうなぁ…カイジの話で1時間くらいはできるかもしれませんがw

節約至上主義はデフレ時代の負の遺産

日本人は平成バブル崩壊後、給料も物価も上がらない失われた30年を過ごしてきました。
この先給料も物価も上がらないのだから、ムダ使いはせずにいざというときのために貯めておけ、と。

しかし「いざ」というときは来ない

この【おカネを使わない⇒景気が良くならない⇒給料が上がらない⇒おカネを使わない⇒…】のデフレスパイラルにまんまとハマり続けた30年。
背景にはいろいろな要因があるのでしょうが、みんなが財布の紐を固く締め過ぎて、結果的にみんなが貧しくなっていった30年のような気がしますね。

これは日本人全体に言えることなんですが、将来のことを保守的に考えすぎる悪い癖も関係しているように感じます。
みんなが将来のことを心配しすぎて晩婚・晩産化(少子化)は急速に進み、年金や医療のシステムも持続可能性はほぼゼロ。

この際ニッポン男児に至っては、戦国時代や第二次世界大戦のときよろしく、お上のために若くして命を捧げるべき的な死生観を植え付けたほうが、いい方向に回る気すらしますよ。

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長生きは悪!

インフレマインドの定着とともに、日本人の生き方も再考する必要がありますね。

20年間の壮絶すぎる節約生活で「資産1億円」達成レビュー・おわり

ただ会社を辞めたいがために20年間節約を続けるのは、本当に時間のムダだし機会損失も甚大です。
それならば少しでも会社勤めが楽しくなるように工夫するとか、いっそのこと起業するとかしたほうがはるかに実りある人生でしょう。

若干22、23歳で目標を定めて一途に努力するサマは素晴らしいですが、いかんせん目標そのものが間違ってるような…。
ま、でも人それぞれで誰にも迷惑をかけてないっぽいので、それはそれで一つの生き方として100%肯定しなければなりませんね。

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