早いものでサラリーマンを辞めてから3年が経過しようとしています。
正確に言うと仕事を完全リタイアしておらず、40代でもあったためFIREではないのですが、まぁ「なんちゃってFIREおじさん」ということで、実際にFIREして困ったことをお伝えします。
FIREといっても資産背景や生活スタイル、人生観は人それぞれなので、人によってはまったく共感できないところも多々あるでしょう。
とはいえ、絵に描いたような平凡な40代日本人おじさんが実際にFIREしたら、多かれ少なかれ似たような行動パターンをとるのでは?とも思います。
この先、虎視眈々とFIREを目論む中年サラリーマンにとって将来を想像できるよいきっかけになればと。
- 不動産歴20年のフリーランス
- 投資家(不動産14年、株式3年)
- 運用投資総額は約3,000万円
この記事を読むと、以下のことがわかります。
- おじさんがFIREして困ったこと
ぜひ最後までご覧ください。
中年フリーランスが語るFIREして困ったこと
まず先に断っておきますと、FIREして本当に困ったことはありません。
ただしFIREして、この行動はあまり良い傾向じゃないなぁと思ったことはいくつかあります。
そんな点に自戒を込めて。
その1.引きこもりがちになる
サラリーマン時代は朝起きて朝食をとり、スーツを身にまとい通勤電車で出勤。
私含めほとんどの人はこれを、パブロフの犬のごとく無意識のうちに条件反射で行動していたと思います。
ところがFIREすると朝起きる時間も自由、起床後に何をするのも自由です。
午前中は自宅で不動産絡みの業務やブログ執筆、あるいは株式の値動きを追ったりとデスクワーク中心のため、起きてから着替えずに作業に没頭することが多いです。
良く言えば効率的ですが、やはり引きこもりに思われても仕方のない身なりなので、気を付けたいところ。
そして特に顕著なのが、これ。
家族の夕食づくりなど家事全般は私が担当しているため、もし夜飲みに行くとなると家事をすべてこなしてから夜の街に繰り出す必要があります。
経験のある人ならわかると思いますが、夕方以降の一連の家事をこなすと疲労困憊で身動きがとれません😢
そこから行ける人はスゴい!
仮に酒席が深夜に及ぶと、サラリーマン時代は二日酔いに耐えて仕事もできましたが、家事&個人事業はそんなに甘くありません。
その2.マイノリティー
日本において、私のような中年男性は「仕事が中心」。
昭和時代に比べて多様性が増したと言っても、FIRE風味な中年男性フリーランスは現代でも圧倒的に少数派です。
いまは「テレワーク」って回答しとけばOKですが、かつての出社が当たり前の日常に戻ると「お仕事は?」の説明が難しくなりそうです。
無職とも言いにくい…
子どもがもう少し大きくなって「なぜうちのオヤジはいつも家にいるんだろう?」と怪訝に思わないかも小さな心配事です。
また、しょっちゅう室内の掃除をするようになると、ありとあらゆるお部屋の汚れが気になります。
よく大物の独身芸能人がキレイ好きすぎで「他人と同居なんてとんでもない」との発言をTVで目にしますが、マイノリティー化した今なら少し理解できる心情です。
その3.セコい
FIREすると収入が不安定になります。
生活コスト削減の一環で、価格が良心的なスーパーやドラッグストアに行くことも多くなります。
これら馴染みのお店に定期的に通うようになると、お店ごとの商品価格の傾向がわかるように…。
たかが数十円とはいえ、A店で買った後にB店に行ったら同商品がもっと安く売っていたときの敗北感ったら😢
なのでお店ごとの商品相場を頭に入れ、特売品をネットで事前に確認してから行くようになりました。
節約自体は悪くないんですがね
また、フリーランスになるとプライベートでも仕事でも両方使うものは、一部を事業用の経費で落とすことができます。
やや仕事にも関連するものを買う際には、「これは30%くらい仕事で使うかも…」と一部を経費化できないか気にしてしまいます。
…節約とセコさの境界線って難しいですね。
FIREすると人間的にこじんまりする
中年フリーランスが語るFIREして困ったこと・おわり
サラリーマンを定年退職した高齢男性がやることがなくて困ってしまい、図書館通いやYouTube三昧で無為に日々を過ごす、という話を耳にします。
それはひとえに新しいものにチャレンジしようとする気持ちのなさが原因ではないでしょうか。
40代でFIREして、確かに人間的にこじんまりした感は否めませんが、新しいものにチャレンジしようとできる年代・背景だったことは光明でしたので。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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