不動産歴20年が語る不動産業界に向く人、向かない人【転職希望者は必見】

不動産投資
この記事は約5分で読めます。

「不動産業界って稼げるイメージがあるけど、どうなの?」
「ブラック企業が多そうで不安だなぁ…」
かねてより一獲千金を狙う人が、必ず目を付けると言ってもよい業界のひとつである不動産。
不動産会社の求人をみても「若くして高収入」を謳ったきらびやかな文言が踊り、それが逆に不安にさせますよね。

そんな悩みに応えるべく、今回は不動産歴20年の私が実体験から不動産業界に向く人材と向かない人材について解説します。

ブログ運営者
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  • 不動産歴20年のフリーランス
  • 投資家(不動産14年、株式3年)
  • 運用投資総額は約3,000万円

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • 不動産業界の実情と向き不向き

ぜひ最後までご覧ください。




不動産業界の特徴と向き不向き

不動産業界の特徴と傾向について解説します。

不動産業界の特徴とは

高収入

不動産売買は取引額が数千万から億を超えるため、利益や仲介手数料が数百万円単位にのぼります。
中小の不動産会社の営業マンは個人単位で動くため、実力のある営業マンは着実に契約数を伸ばせて稼ぎやすい環境です。

長時間労働や上司からのプレッシャーなどキツい面はありますが、若くして旧帝国大や早慶出身のエリートと同水準か、それ以上の収入を得られるのは不動産業界の大きな魅力です。

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頭より体で勝負、という感じ

年収は私の勝手なイメージですが10人いたら5人が年500~700万、3人が年700~1,000万、年1,000~1,500万と年400万が1人ずつといった感じですかね。

20代で年収1,000万も可能

かなりアナログ

不動産業界はソフト面もハード面もアナログです。

ソフト面では精神論大好きな上層部が多く、大声を出して元気な若手はそれだけで評価高めですw
成績優秀者にはみんなの前で金一封を渡すなど、昭和感強めの職場も。

ハード面はFAXもまだ現役で、PCをちゃんと使えない輩までいます。
ただしお客さんはどんどんデジタル化しており、それらツールを使いこなせばアナログ社員を尻目に契約数を伸ばせるかもしれません。

若い人にとってはチャンス

長時間労働、酒の席も多め

私が在籍した20年前は朝9時過ぎに開店し、上司が帰るのが21時過ぎ。
そこから物件チラシの作成や印刷をするので(←上司がいるときにやると怒られる)、結局23時から深夜にかけて帰宅というパターンが常態化していました。

また、月末に打ち上げと称して飲みたがります。
月末は契約が終わって飲み始めると21時スタートも…。
酒好きが多く稼げる業界なので1軒で終わらず2、3軒目と酒席は深夜に及び、翌日は頭痛や吐き気と闘う羽目になるのです。

歳とると身体を壊すよ

こんな人は不動産業界に向きません

私がこれまで見てきた不動産会社の社員で、パッとしなかった人の傾向を3つ挙げたいと思います。

1.おカネよりも休日が大事

不動産業界はカネの亡者どもが跋扈する異形の世界
カネを稼ぐためには休みなんていらない、と考えている人も多数です。

客商売ですので土日は仕事、お客さんが希望すれば深夜も休日も関係なく対応せざるを得ません。

おカネとお休み、どっちをとります?

2.精神的にもろい

いまは減りましたが、他の業界よりパワハラの名残りがあります。
かつて契約がとれない月は、以下の言葉責めに耐え続けなければなりませんでした(20年前)。

  • 「今月どうすんだよ」
  • 「よし、これから(22時)チラシまき行くか」
  • 「人の倍、働けよ」
  • 「数字がこんなんで休めるわけねぇだろ」

罵詈雑言を右から左へ受け流すタフさがないと、不動産業界では精神的に参ってしまいますよ。

3.正直者

不動産取引はトラブルやクレームが発生すると、金額が大きいだけに簡単に解決しないことも多いです。
特に営業マンがミスってトラブったときは、バカ正直にお客さんに真実を伝えたら大炎上は必至。

営業マンはいかにお客さんを煙に巻きトラブル回避できるかが大事で、しれっと息を吐くようにウソをつく大胆さと知略が求められるのです。

「お客さんのためにしたこと」が自分の首を絞める

不動産業界に向く人

不動産業界に向く人は「向かない人の逆」です。
言い換えればカネの亡者×タフな精神力×ウソつき野郎の三冠王はドラフト1位で不動産業界に入れますよ。

カネへの執着、これがすべてかも

不動産業界は大金が動く稼ぎやすい業界。
画期的商品を開発して販売するという職種ではないため、所詮「客に安く売らせる」「客に高く買わせる」ことで自分のフトコロが潤います

お客さんのためにすることが自分のためにならない、というイヤな実情があるのです。

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マトモな人も大勢いるから安心して

「合法的に客からカネを奪う」意気込みが必要

いざ不動産業界へ

若いうちに不動産業界で揉まれるのも悪くない経験だと思いますよ。
35歳を過ぎた家族持ちにはあまりお勧めできませんが。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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