2023年9月に9年半お付き合いした区分2号を売却しました。
その売却資金を基に新たな2代目区分2号を買うべく、物件探しの日々が続いています。
今回は2023年最後の大仕事でもある、2代目区分2号の購入に関して『2023年中古ワンルーム2号購入記』と題し、物件の選定から購入に至るまでの経緯を遺していこうと考えたわけです。
二流不動産投資家の鑑ともいえる私は、無事2023年中にマトモな物件を買うことができるのか、それとも越年し厳冬を迎えるのか。
- 不動産歴20年のフリーランス
- 投資家(不動産14年、株式3年)
- 運用投資総額は約3,000万円
この記事を読むと、以下のことがわかります。
- とある投資家のワンルーム購入記
ぜひ最後までご覧ください。
買付の提出と仲介業者の反応
※2023年ワンルーム2号購入記をはじめから読むにはこちらから
レインズを眺めていたら、良さげな物件を発見。
まずは仲介業者に連絡を取り、あれこれヒアリングしました。
買付をFAX送信する
とりあえず仲介業者は区分2号見込みの価格交渉を受けてくれることがわかり、早速行動に移します。
買付を送ろうとしますが、ブツモトの仲介業者の電話&FAX番号はわかるものの、メールアドレスがわかりません。
メールアドレスを聞いてもいいのですが、担当の営業マンがなんとなく面倒くさがりの雰囲気を随所に醸し出しているため、聞くことすら憚られます。
営業マンの機嫌を損ねたくない…
営業マンには前向きに価格交渉に臨んでもらいたいーそう考えると、くだらないことにわざわざ手間を掛けさせるのも気が引けます。
FAXで買付を送るか…
わが家にFAXはありません。
やむなく近所のセブンイレブンに走り、気持ち程度の指値をした買付を仲介業者にFAX送信しました。
まだFAXが現役の業界ですから
仲介業者の反応は?
FAXで買付を送付してから10分後、仲介業者に電話を掛けます。
ちょっと待ってくださいね~
買付は営業マンのSさんの手元にまだ届いておらず、少し電話を保留したのちに買付の受領を確認してもらいました。
私の入れた指値幅は物件価格の端数切りである、90万円です。
最近値段を下げたばっかりだし、厳しいかもしれませんよ
とりあえず話はしてみますがね
お、お願いします…
価格交渉は、良い物件であればあるほど買主側は下手に出ざるを得ません。
とにかく仲介業者の機嫌を損ねることなく、自身が良い客であることをアピールし続けます。
ひとしきり私が話を終えると、Sさんはこのように話してきました。
「いちおうこの金額で売主さまに交渉しますが、この金額じゃないと買わないですか?それともいくらまでならOKとかはありますか?」
少々言い回しに違いはあれど、ほとんど100%に近い確率でこのような返しをしてきます。
このセリフに関する私の返しは、いつも決まってこうです。
すみません、今は指値の金額で買いたいというだけです
売主さまのご返事による私の回答は、そのとき考えます…
このときの仲介業者に対する効果的な返しについて、もう少し研究したいですね。
指値についての持論と、交渉の結果が伝わる
ともかくも買付は1番手として無事受理されました。
あとは売主さまの返事を待つだけですが、今回の指値は私にとって例外的なやり方でもありました。
指値について
数少ない弊ブログの読者の方ならお気づきでしょうが、指値について私は並々ならぬ(というか、独りよがりな)こだわりを持っています。
- 指値の根拠をしっかり明示する
- 指値の金額は十万円単位とし、キリの良い数字にしない
なぜこの金額で買いたいのか理由をしっかり説明し、やっつけのようなキレイな金額(ex.1,000万円とか1,200万円とか)にはしないようにします。
そのほうが購入を熟考し、熱意のある買主っぽい印象を与えることができ、売主さまも話を聞いてくれるのではないかという期待からです。
しかし、今回は安直に端数の90万円を切るという行動に出ました。
すでに相場より安いと思ったから
私の指値理論はあくまで相場より高いと思う物件について適用するのであって、そうでない物件に対しては下がればラッキー♬としか考えません。
さらに指値云々でいろいろ思考してモタモタした挙句に1番手を失うくらいなら、ソッコーで端数切り指値の買付を入れるべきです。
ということで、1番手を確保した区分2号見込み物件。
価格交渉の結果は、早々と翌日来ることになります。
果たして交渉の結果は?
買付を入れた翌日の昼下がり、営業マンSさんから着信が。
思ったより早いな
もしもし…
あまりに早すぎる結果というのも、イヤな予感がするものです。
売主さまは今回の指値金額では売りたくないと…
やっぱダメか😅
最悪満額でも買う気の私ですが、ここから私とSさんとの腹の探り合いが始まります。
通常のケースでは90万円の指値の場合、買主側が40万円くらいを買い上げてまとまることが多い印象です。
つまり売主が50万円、買主が40万円を互いに譲歩することで、双方が痛み分け的なバランスの良い着地に落ち着くからでしょう。
ただしせっかくここまで来たなら、少しでも安く買いたい。
いったん考えさせてください
私はここで安易にSさんからの買い上げ幅の交渉の誘いに乗らず、「ひょっとしたらこの客、買い上げを断ってくるかも…」と思わせて、心理的にSさんより優位に立ちたいと考えました。
とはいえ、こういうときの返事は早いほうが良いのは定石でもあります。
少し時間をください
必ず本日中に返事します
区分2号見込み物件の取得交渉は、あっという間に大詰めの局面を迎えました(この時点で物件を見つけて1日半が経過)。
中古ワンルーム2号購入記~買付提出と価格交渉の様子~・おわり
良さげな物件を見つけたときは、まさに電光石火の行動が必要です。
一晩寝かせたために1番手になれないことだって普通にありますし、仮に1番手を取れても指値を受けてもらえない状況(同日に満額2番手が発生など)になってしまうこともあるでしょう。
さて、今回の区分2号見込み物件を満額でも買う気の私にとってはすでに購入が確約されているようなものですが、安くしてもらえるなら1円でも安くしたいもの。
果たして無事契約まで漕ぎつけるのか、それとも私のスケベ根性が売主さまや仲介業者との間で亀裂を生むこととなるのか、次回に続きます!(つづく)
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