【不動産事件簿】武蔵小杉タワマンウ〇コ事件とは?セレブの街に異変?真相に迫る!

不動産事件簿
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みなさんは2019年に武蔵小杉界隈をザワつかせた、『武蔵小杉タワマンウ〇コ事件』をご存じでしょうか?
武蔵小杉といえば駅周辺の大規模な再開発によって、瞬く間にセレブタウンと化した羨望の街。
そんな武蔵小杉のタワマン住人といえば、まさに成功者のシンボルでもあります。

成功者が集う武蔵小杉タワマンに全く似つかわしくない『武蔵小杉タワマンウ〇コ事件』とは、いったいどんな事件だったのか?
『武蔵小杉タワマンウ〇コ事件』の概要と真相について、不動産歴20年の私がわかりやすく解説します。

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  • 不動産歴20年のフリーランス
  • 投資家(不動産14年、株式3年)
  • 運用投資総額は約3,000万円

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • 武蔵小杉タワマンウ〇コ事件の概要と真相

ぜひ最後までご覧ください。




武蔵小杉タワマンウ〇コ事件とは?

※画像はイメージであり、事件と無関係です

早速、武蔵小杉タワマンウ〇コ事件について解説しましょう。

事件の発端となる2019年台風19号

武蔵小杉タワマンウ〇コ事件を語るうえで欠かせないのが、2019年10月に東日本を襲った台風19号。
この台風による大雨で多摩川流域の一部が堤防を越水し、羨望のセレブタウン二子玉川が水没するなか、負けじと武蔵小杉にも浸水が発生

ところが武蔵小杉の浸水は何かが匂うのです…。

令和元年東日本台風は、2019年10月6日3時にマリアナ諸島の東海上で発生し、12日に日本に上陸した台風である。静岡県や関東地方、甲信越地方、東北地方などで記録的な大雨となり、甚大な被害をもたらした。またこの台風は、昭和54年台風第20号以来、40年ぶりに死者100人を越えた台風となった。

引用元:Wikipedia

2019年10月12日未明、台風19号の大雨で増水した多摩川から下水道管を逆流した泥水が、武蔵小杉駅周辺の汚水ますやマンホールからあふれ出てきます。
そのときの詳しいニュース映像がこちら。

とある武蔵小杉タワマンで停電が発生

ここで下水道の処理についての豆知識を。

下水の処理【合流式と分流式】

雨水と汚水(生活排水)をわけて処理する分流式と、まとめて処理する合流式があります。
武蔵小杉タワマンエリアは合流式でした。

引用元:川崎市上下水道局

合流式の特徴でもある、雨水と汚水をまとめて処理する下水道管がキャパを超え逆流したのです(※一説には川崎市による多摩川のゲートを閉鎖する判断が遅れた、との指摘も)。
いっぽうで下水道を分流式で処理する武蔵小杉駅北口はまったく浸水被害がなく、まさに下水処理方式が明暗を分ける結果となりました。

「水は低きに流れる」の言葉通り、武蔵小杉駅周辺で発生した浸水がとある武蔵小杉タワマンの地下4階の雨水貯留槽に大量に流入することとなり、放出ポンプの能力を超えて地下3階の電気設備も水没したため、タワマン全館が停電・断水することに。

台風19号の襲来により、武蔵小杉タワマンが陸の孤島(棟)となった

事件はここから正念場を迎えます。

このタワマンはオール電化のため、停電したら何もできません。
エレベーターも使えないため、高層階住人は階段を上り下りして生活用水や物資やらを確保する必要があります。

また、下水道管が詰まっている可能性があるため、高層階住人がトイレを使うと逆流によって下層階住人のトイレから汚水が溢れ出る可能性も。
このような事態からトイレ使用禁止の貼り紙が張り出され、住人は簡易トイレを使わざるをえなくなったのですね。

某タワマンのトイレから汚水が逆流する恐れがあったことを、ネット民が「ウ〇コタワマン」と揶揄(やゆ)したのが事件の真相

次々とタワマンで事件が…

さらに事件は別のタワマンに飛び火します。
そのマンション名の響きから、ウ〇コタワマンと勘違いされたのがBrillia(ブリ💩リア)武蔵小杉。

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とんだ風評被害ですね

武蔵小杉の資産価値はどうなった?

その後の武蔵小杉の人気はどうなったでしょうか。

西暦’16’17’18’19’20’21’22
順位4669201414
出典:SUUMO住みたい街ランキング関東版

事件が起こった翌年の2020年は一気に20位までランクを落としましたが、その後はやや回復し14位。
かつてトップ3に迫った時代に比べると見劣りしますが、じゅうぶん人気を保っていると言えそうです。

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ランキングはともかく、価格は上昇してますね

まとめ

タワマンウ〇コ騒動は一部ネット民による、武蔵小杉への妬みか

都市型水害への弱さを露呈した武蔵小杉タワマンでしたが、事件を教訓に止水板なども準備し浸水対策も万全の様子。
もはや2019年の事件は水に流したいですね。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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