【2023年マイクロ法人設立記】④電子定款の作成と登記申請、税理士との打ち合わせ

マイクロ法人設立記
この記事は約6分で読めます。

「国民健康保険料って高いよなぁ…」
さまざまなモノの値段が上がるなか、月数万円の国民健康保険料の負担がさらに重く感じます。
少子高齢化が進む以上、この先国民健康保険料が上がることはあっても、絶対に下がらないことは容易に想像ができ、陰欝な気分にもなりますよね。

そんな状況のなか、ついに2023年私は法人を設立して国民健康保険から脱退することに決めました。
今回は40代中年フリーランスが法人の設立を検討し始めた理由から実際に設立した手続き、運営および決算までの軌跡を記したいと思います。

ブログ運営者
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  • 不動産歴20年のフリーランス
  • 投資家(不動産14年、株式3年)
  • 運用投資総額は約3,000万円

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • マイクロ法人の設立と運営について

ぜひ最後までご覧ください。


電子定款の作成と小アクシデント

※マイクロ法人設立記をはじめから読むにはこちらから

前回の設立記では、バーチャルオフィスや法人印の手配についてお話ししました。
今回は法人所在地や法人印を使って、実際の登記申請までステップを進めていきます。

マネーフォワード会社設立にて法人設立

引き続き、マネーフォワード会社設立にてサクサク手続きを進めます。

利用料0円で合同会社を設立【マネーフォワード クラウド会社設立】

ひととおり法人の内容や個人情報を入力すると、いよいよ電子定款の作成に入ります。
電子定款の作成はマネーフォワードお抱えの行政書士にお願いするらしく、ここで初めて費用が発生することに。

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マネーフォワード会計ソフトを契約すれば電子定款の作成費用が無料になるってよ

作成費用は税込み5,000円と一般的な相場金額でしたので、すぐ依頼することにしました。
行政書士から入金確認のメールが届き、原則5営業日以内に電子定款を納品するとのこと。

するとなんと、そこから2営業日後にスピード納品。

は、早い…

電子定款が納品されると、マネーフォワード会社設立で次のステップに進めるようになり、すでに登記申請書類一式が出来上がっていました。
その日のうちに、資本金の振り込みまで完了させます。

いよいよ登記申請が目前ですね。

電子定款のCD-Rへの保存を巡ってアセる

さて、行政書士に作ってもらった電子定款PDFデータでの登記申請はできません。
このPDFデータをCD-Rに保存し直して、CD-Rを申請書類に添えて法務局に提出する必要があるからです。

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CD-Rに保存だと…?

CD-Rという言葉を聞いたことはありますが、不動産業歴20年超の私にとってそのようなデジタル機器は縁遠い存在です。
ひとしきりネットで【電子定款 CD-R 保存方法】と検索し、やり方を調べました。

そうか、まずはCD-Rを買わなきゃイカンのか

早速近所の家電量販店に行ってCD-Rを購入、5枚セットで800円(1枚バラ売りはなし😢)。
帰宅後、PCを使って見よう見まねでCD-Rでの保存を試みるも、エラーの連続でどうにもうまくいきません。

困ったぞ。
仮に電子定款での登記申請を諦め、紙で申請すると印紙代4万円がよぶんに掛かってしまう…。

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前の職場の同僚に聞いてみよう

藁にもすがる思いでPCに詳しい元同僚に電話で聞いたところ、おそらくPCのスペック的に内蔵のドライブではCD-Rへの保存機能がなく、外付けの専用ドライブを買わないといけないのでは?とのこと。
元同僚のPCならCD-Rへの保存ができて、かつCD-Rも手元にあるため、「PDFデータを送ってくれれば、こっちでCD-Rに保存しとくよ」とのありがたいお言葉まで出る始末です。

神よ…

翌々日には元同僚から電子定款が保存されたCD-Rを受け取り、その足で無事法務局に登記申請まで漕ぎつけたのでした。

税理士との打ち合わせと事業目的の変更

法人の運営にあたって、個人で決算申告を行うには不安のほうが大きいです。
ここは多少費用が掛かっても、プロの税理士にお任せするほうが無難かと考えを改めつつあります。

複数の税理士とZOOM面談

登記申請と並行して、法人の税務について複数の税理士とコンタクトを取りました。
いずれの税理士ともZOOM面談を行い、移動時間も大幅に節約でき、かつ貴重な情報を得ることができました。

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これはまさにコロナ様様ですね

私のようなマイクロ法人の場合、本筋では法人の決算申告だけをお願いするのがベターなのですが、税理士の皆さんは顧問契約を薦めてきます。

税理士費用の相場(顧問契約&決算申告含む):年間15万円~30万円

なかには数万円で法人決算申告のみ受けてくれる税理士もいましたが、初年度は何かと質問することが出てくるだろうと、比較的安価な税理士と顧問契約でお願いすることにしました。

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おそらく、税理士による差は小さい

売上げ規模の拡大を目指す法人であれば税理士選びはとても重要ですが、社会保険料の節約を目的とするだけのマイクロ法人であれば、正直誰に任せても同じように感じました。

事業目的の変更

税理士と打ち合わせるなかで、事業目的について再考を迫られる内容を聞けました。
マイクロ法人の事業目的は株式投資を考えていましたが、なにやら面倒なことも起こりそうです。

  • 売上高の扱い
  • 期末の保有株式の取り扱い
  • 個人よりも税率が高く、変動幅が大きい

株式の投資スタイルが短期なのか長期なのかによって、決算処理の仕方が変わるらしいです。
その結果、売上高の形態が売買差益になるケースと譲渡費用になるケースがあり、さらに期末時点の保有株式を時価で評価するケースと、またぐケースに分かれるそうです。

ワイは本能のままにトレードしたいんや

課税売上高や決算月を意識してがちゃがちゃトレードするよりも、トレードに集中したい。
そんな話を税理士としたところ、こんな話が出てきました。

税理士Aさん
税理士Aさん

事業目的は不動産の貸付でいかがですか?

年間売上げ(賃料)100万円程度の賃貸不動産を買えば、確かにマイクロ法人の運用スタイルには合致しそうです。
しかも購入名義は法人のため、個人事業としっかり区分出来るのもよさそうですね。

じゃあ、事業目的は不動産の貸付にしよっと

そして株式投資は個人のまま再開することにしました。

ブログ運営者
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個人で再開…楽しみです!

いよいよマイクロ法人の骨格が固まってきましたね。

マイクロ法人設立記~電子定款の作成と登記申請、税理士との打ち合わせ~・おわり

初めての法人設立でしたが、思いのほか順調に進んでいます。
マネーフォワード会社設立を利用すると、必要事項を入力すれば会社設立に必要な書類を勝手に用意してくれるので、ハンコを押して法務局に持って行くだけ、という感じでした。

また、複数の税理士と面談をすることで、様々な角度からの専門的な考えを知ることができて大いに役立ちます。
次回の設立記は登記完了と、法人設立後の各種手続きについてお話ししていきます!(つづく)

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