【2024年の不動産はこうなる】マンション高騰も戸建は暴落~相場を上げるのは住友不動産~・レビュー

不動産投資
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あけましておめでとうございます。
本来はおめでたいはずの2024年元日に石川・能登地方を震源とする大地震が発生しました。
この地震や津波によって被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

さて、新春恒例の『2024年はこうなる』的な予言番組も散見されるなか、とあるYouTube動画から2024年の不動産についてお正月早々考えてみました。
今回の動画は不動産業界の評論家・経営者3名をゲストに、2024年の不動産価格・金利の予想ならびに値上がりが期待できるポイントなどを討論するものです。

3名ともに大まかには同じ印象を持ちつつも、要所要所で微妙なズレも感じる興味深い内容でした。
動画本編とともに、最後には私なりの2024年以降の不動産価格について感じていることも書いています。

ブログ運営者
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  • 不動産歴20年のフリーランス
  • 投資家(不動産14年、株式3年)
  • 運用投資総額は約3,500万円

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • 2024年の不動産価格および金利動向について

ぜひ最後までご覧ください。




マンション高騰も戸建は暴落~相場を上げるのは住友不動産~・本編とあらすじ

まずは動画の本編とあらすじから始めていきます。

マンション高騰も戸建は暴落~相場を上げるのは住友不動産~・本編

それでは2024年「不動産」大展望の前編と後編を一気に観て参りましょう。
なかなかの濃ゆいメンツが揃ってますね。

損得至上主義の沖さんに比較的中道派の長嶋さん、大御所ふたりを目の前に存在感を発揮しきれない村上さんが絡むカオスっぷりがいい味出してますね。

私、沖さんと長嶋さんは昔から著書やインターネットによる情報発信を度々目にしてきて、お互いの持論はかなり理解してます。
また、サラリーマン時代に村上さんとはお会いしたこともありますが、その頃に比べるとずいぶんマトモな感じになってきたなぁと感慨深いものですw

マンション高騰も戸建は暴落~相場を上げるのは住友不動産~・あらすじ

三者ともに2024年の不動産相場の見方はほぼ同じで、立地の良い不動産価格は上昇するとのこと。
今春の日銀のマイナス金利解除に絡む金利上昇についても心配する必要はなく、変動金利一択で問題なしとの見解も一致していました。

後編の最大のトピックである「大吉(=値上がり期待のある)不動産」について、沖さんからは住友不動産が分譲する大型開発プロジェクト周辺の中古物件を狙えとの指南が。
これは他の財閥系不動産会社よりも強気の値付けをする住友不動産分譲の新築マンションが周辺の相場を押し上げてくれるため、その上昇気流に乗れるというもの。

値上がるかどうかはわからないが、住友不動産が強気なのは同意

過去10年の常識がこの先も続くなら沖さんの説も信用できますが、みんなが同じ思考になったとき、得てして相場は逆に動くものです。
ひとつの意見として頭の片隅に置きつつ、ニュートラルな視点でこれからの不動産相場を眺めていきましょう。

まとめ

沖さんの主張は暴落芸人のサ●キ氏より遥かにマシ

でも、損得勘定だけで住まいを選ぶっていう思考はあまり感情移入できないですね。
物件価格とは第三者による市場評価に過ぎないわけで、なんだか自身の人生観や住まいへの情熱といったものが薄っぺらく映る気がするんですよね。

不動産相場と金利の動向についての所感

動画を視聴し終えて感じたことについて、不動産の面と金利の面それぞれお話しします。

不動産相場について

立地の良い不動産が今後も値上がりするのは間違いなく、もう値下がりすることはないんじゃないかとすら感じます。

都心は富裕層が住むところ

サラリーマンでも都心三区に住めたこれまでが「異常な時代」だっただけで、昨今の東京マンション価格の高騰は正常な市場に戻ろうとしている過渡期ともいえます。
私の住む東京・世田谷でもファミリータイプの新築マンション価格は1億円に到達しつつあり、かなりの高所得じゃないと手が届かなくなってきました。

動画で長嶋さんがお話しされたように新築マンションの供給数が減り、国内外で一定の需要が根強い現状では、これからも新築マンション価格が値下がる期待は持たないほうが賢明でしょう。
毎年のように可処分所得が減らされ続け、住みたいところに住めない若者たちが不憫でなりません。

ブログ運営者
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発想の転換が大事

都心に住みたい願望は理解できますが、こうなった以上はマインドを大きく変える必要がありそうです。
10年前では考えられなかったリモートワークが今や普通になったことから、例えば郊外の安い家で週5日リモートワークで仕事をし、休みの日は都心の1LDKマンションをホテル代わりに使うのも面白いかもしれませんね。

金利について

固定金利と変動金利については、私も変動金利一択で間違いないと感じます。

この先金利は上がってもコンマ数パーセント程度でしょうから、現状の固定金利の水準を上回ることはあり得ません。
固定金利の毎月の返済額との差額をプールして投資で運用し、将来金利が上がったときに繰り上げ返済を検討すればいいだけって感じですかね。

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どうしても心配ならミックスで

固定金利という選択はないと判断していますが、どうしても心配なら住宅ローンの借入額の半分を変動、残り半分を固定で組むのは有りと思います。
こうすれば金利上昇のメリットとリスクを半々にできますので。

マンション高騰も戸建は暴落~相場を上げるのは住友不動産~・おわり

マンション価格は今後も高値を維持する可能性が高いですが、動画内で観客からの質問にあったように建替え問題が起きるくらいの築年数になると、マンションは一気に不利になります。
それは、建て替えの実現には多くの住民の合計形成と資金の捻出が必要になるからです。

その事情を加味すると沖さんの主張する、資産性の高い物件を買って数年スパンで築浅物件に次々と買い替えるのが、確かに低リスク・高コスパと言えるでしょう。
住まいにかける思いは人それぞれ、本当に難しい問題ですね。

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