「国民健康保険料って高いよなぁ…」
さまざまなモノの値段が上がるなか、月数万円の国民健康保険料の負担がさらに重く感じます。
少子高齢化が進む以上、この先国民健康保険料が上がることはあっても、絶対に下がらないことは容易に想像ができ、陰欝な気分にもなりますよね。
そんな状況のなか、ついに2023年私は法人を設立して国民健康保険から脱退することに決めました。
今回は40代中年フリーランスが法人の設立を検討し始めた理由から実際に設立した手続き、運営および決算までの軌跡を記したいと思います。
- 不動産歴20年のフリーランス
- 投資家(不動産14年、株式3年)
- 運用投資総額は約3,000万円
この記事を読むと、以下のことがわかります。
- マイクロ法人の設立と運営について
ぜひ最後までご覧ください。
国民年金から厚生年金への切り替え
※マイクロ法人設立記をはじめから読むにはこちらから
法人設立後、1ヶ月が経過しようとしています。
いよいよ保険料の支払時期が迫ってきました。
厚生年金保険料は?
マイクロ法人での私への報酬は、年間54万円(1ヶ月あたり4.5万円)に設定しています。
これは給与所得控除で報酬を全額非課税にできて、かつ厚生年金保険料が最低水準になる報酬となり、マイクロ法人の王道とも言える設定です。
マイクロ法人の厚生年金保険料:月額16,104円(個人&会社)
フリーランスのときは国民年金に加入し、国民年金保険料を納めてきました。
国民年金保険料が最も安くなる2年前納の口座振替では月額約16,080円で、フリーランス時とほぼ同じ保険料となります。
意外と高いな…
これが仮にサラリーマンであれば、保険料は会社と労使折半なので、厚生年金保険料16,100円は月額報酬18万円に相当します。
月額報酬4.5万円と18万円が同じ保険料負担になるのは、頭では理解できても何だかモヤっとしますね。
国民年金保険料の払い戻し
年金事務所に行って法人設立の届出をしてから、自動的に国民年金の脱退手続きが行われるようです。
私の場合は2年前納を選んでおり、2023年5月に口座振替で国民年金保険料385,900円を納めていました。
そのため、2年間のうち脱退後の19ヶ月分は過払いというかたちになっています。
ちゃんと返してくれるかな…
一抹の不安を覚えながら過ごしていたところ、年金事務所に法人設立届を出して31日後、わが家に「国民年金保険料過誤納額還付・充当通知書」なる封筒が届きました。
元はと言えば自分のおカネだが、ちょっぴり嬉しい
こういうときのワイの行動は早い。
通知書の内容をザッと確認し、速攻で住所氏名と銀行口座に通帳のコピーも添えてポストに投函しました。
実際の入金日は返送してから1ヶ月後とのことです。
30万円余りの年末プレゼントが楽しみですね。
マイクロ法人初の保険料と給与の支払い
保険料の請求書は毎月20日頃発送され、月末までに支払うようです。
ずいぶん気忙しい話ではありますね。
日本年金機構から請求書が届く
10月25日に私の契約するバーチャルオフィスを運営するレゾナンスから1通のメールが来ました。
メールを開封すると、日本年金機構から(おそらく)保険料の請求書らしき封筒が届いたとのお知らせです。
よぶんに転送料金が掛かっちゃうな
バーチャルオフィス契約は月1回の郵便物転送としているため、10月は24日締めで転送手続きを終えています。
そのためこれを放置しておくと、10月末支払い分の保険料は11月末まで遅延することになってしまいます。
初回から遅れるのも何だかなぁ
やむを得ずレゾナンスに「スポット転送」なる即時転送の手配をしました。
この「スポット転送」は1回700円(普通郵便の場合)で、すぐ自宅に郵便物を送ってくれます。
もともと費用が安いバーチャルオフィス契約(1ヶ月990円)なので、仕方ないっちゃあ仕方ないのですが、年金事務所にはせめてもう1日早く送ってくれよ、との恨み節だけ残しておきます。
…実に小さい漢ですな。
人生初の自身への給与振り込み
そんなこんなで月末最終日を迎えました。
まずは年金事務所から送られた請求書を確認します。
健康保険料・厚生年金保険料・子ども子育て拠出金の合計額は23,275円となっており、予定通りの金額です。
GMOあおぞらネット銀行で支払うぞ!
GMOではペイジー対応しているため、所定のページから【収納機関番号】【納付番号】【確認番号】の3つを入力するだけ。
ものの数十秒で、マイクロ法人初の保険料を納めました。
これには全く感慨ない
続いて、これまた初の自分への給与の振り込み。
個人負担分の保険料11,480円差し引いた、33,520円を同じGMO個人口座へ送金します。
数分後、個人口座に入金あり。
これまた全く感慨なし
ウン十万円とかならまだしも、このくらいの金額を法人口座から個人口座に振り込んだだけでは、思いのほか何の感情も芽生えないものなんですね。
いや、何の感情も芽生えないどころか、なんだか虚しい気持ちにすらなりましたよ。
マイクロ法人設立記~初の保険料と給与の支払い~・おわり
まぁ元はと言えば国民健康保険料を節約するためだけのマイクロ法人スキームですから、特別な感情も何もないんですがね。
この1ヶ月余りマイクロ法人設立に奔走しただけに、スキームが完成したとなると同時にすごく拍子抜けの気分にもなりました。
このマイクロ法人設立記も今回の話で、いったんネタ切れを起こしそうです。
また何かの際に設立記を更新していきますので、その際はぜひお付き合いください!(つづく…かも)
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