【マイナス金利は半年後に終わる!?】経済のプロが「金融」を語り尽くす!・レビュー

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物価や賃金上昇のニュースが連日報道されています。

こと物価に関してこれだけ値上げが続くと、値上げを受け入れるというか、ごく普通の日常のひとコマに過ぎない当たり前の風景にもなってきました。
もはやマクドナルドのハンバーガーが100円とか、牛丼の並盛が250円とか、「安くていいな」よりも「あれは異常な時代だった」と感じてきているのは私だけではないはずです。

長らく続いたデフレ時代を脱却しつつある日本の現状について、専門家2人の対談動画が楽待さんのYouTubeチャンネルに上がっていました。
今回はそのYouTube動画を観て感じたこと、疑問に思ったことについてお話していきます。

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  • 不動産歴20年のフリーランス
  • 投資家(不動産14年、株式3年)
  • 運用投資総額は約3,000万円

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • デフレからインフレへ、いまは時代の転換点

ぜひ最後までご覧ください。




【マイナス金利は半年後に終わる!?】経済のプロが「金融」を語り尽くす!・本編とあらすじ

まずは動画の本編とあらすじから見ていきましょう。

【マイナス金利は半年後に終わる!?】経済のプロが「金融」を語り尽くす!・本編

本編動画は前後編にわかれており、今回は後編のYouTube動画となります。
後編のほうが金利や不動産投資といったテーマに触れられており、不動産投資家にとってはより身近な内容に感じました。

かねてよりエミンさんの主張する「日経平均30万円」説ですが、本人はいたって当たり前に言ってるのが何だか怖いですね。

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よし、株を買おう(養分)

この説によると「明治時代」と「第二次大戦後」の二大株価上昇サイクルに重ねることで、2013年に15,000円だった日経平均が底打ちし、2050年頃には300,000円以上に上昇するというのが論拠です。
その2つの時代は江戸幕府の終焉と日本の敗戦という、国内の大混乱期を起点としているわけで、平成の失われたウン十年がそれらに匹敵すると見立てるには少々無理のある感じもしますが…。

【マイナス金利は半年後に終わる!?】経済のプロが「金融」を語り尽くす!・あらすじ

日銀の金融政策の微修正や昨今のインフレ、賃金上昇の傾向から、いま日本は大きな曲がり角にいることを実感させられる内容でした。

当初は2年程度で物価上昇2%を達成させることを目的として開始した異次元の金融緩和。
それがあれよあれよと10年以上も「異常な」異次元状態が続き、出口が見えないなかで世界的なインフレ傾向や脱中国の流れから、相対的に日本の存在感が高まってきたような見方もありました。

エミンさんによると日本の不動産価格はまだ相対的に割安で、安値で放置されている不動産銘柄も多く注目しているとのことでした。

やはり外国人目線は少し違うようで

デフレにどっぷり漬かりすっかり自信を失いつつある日本ですが、この2人の対談の最後にあるように、人間はいつかタヒぬんだからリスクをとってチャレンジすること、そして楽観的に物事を捉えていこうという姿勢は中年の私の胸にも刺さりました。

所感と疑問

トータル的には納得の内容でした。
ここからは動画を観て、自身の行動の変化と疑問について書いていきます。

所感

エミンさんの言う「時代が変わった」とするのは、完全に同意です。
私自身、この1年ほどでおカネに対する考え方が180度変わったと言っても過言ではありません。

極端に言えば『宵越しの銭は持たない』

平成時代は貯蓄が善、消費は悪であるかのような思想が世にはびこっていたように感じます。
その思想が未来に投資するよりも老後のために節約する行動に走らせ、結果としてイノベーションも進まず、若者が夢を描きにくい国になってしまいました。

インフレの現代では貯蓄したままのおカネは減っていくだけ、するとおカネを保全すべく、どんなモノやサービスに代えるのがベストかを、常に考えるようになりました。
別記事でお話ししてますが、私の生活資金の口座はいまほんのちょっとしかありません。

確かに貯蓄は多いほうが安心は安心なのですが、モノやサービスに代えている現在では、また違った充足感があります。

2024年からは新NISAがスタートし、ますます貯蓄から投資へ多くのマネーが向かうことでしょう。
今後の日経平均の伸長が楽しみですね。

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どさくさに紛れて金融所得課税をアップしないで…

不動産価格に関する見解への疑問

動画のなかでも資産インフレの一環として、不動産価格の見通しも堅調であるかのような見解が伝わりました。
ここには疑問があります。

インフレを抑えるために金利を上げると、不動産価格は下がるのでは?

動画のなかでは、そのうちマイナス金利をやめて金利は上がるでしょうと。
私、難しい話はよくわかりませんが、金利が上がると不動産の買主にとってはイールドギャップ(運用利回りと調達金利の差)が狭まり、かつ資金調達のハードルが上がるため、不動産価格は下がるイメージを持っています。

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売主と買主のパワーバランスが変わる?

だって、2022年12月に日銀・黒田総裁(当時)がYCC(イールド・カーブ・コントロール)を修正する発言をしただけで、不動産銘柄を中心に株価が暴落しましたよ。
YCCの修正と金利上昇は似て非なり、インパクトが全然違って不動産価格は相当調整するように感じるのですが。

『異次元の金融緩和』を『普通の次元の金融緩和』に戻すのであれば、異次元に高騰した不動産価格って調整して下げませんか?
誰か頭の良い人、教えてください。

【マイナス金利は半年後に終わる!?】経済のプロが「金融」を語り尽くす!・おわり

アベノミクス相場といわれるこの10年、もっと大局的には平成バブル崩壊からの30余年の大きな転換点を迎えたかのような昨今、もっと時代に過敏にならなければと痛感しました。

時代が変われば、以前は当たり前とされた行動や思考が、逆の効果を生むこととなります。
これからはもっと積極的におカネを使って、私たち中年もリスクを恐れずにどんどんチャレンジすることが求められます。
長きにわたって日本を覆ってきたデフレマインドから一刻も早く脱却し、もっと自信をもって豊かでバイタリティあふれる国にしていきたいですね。

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