【大家さんも苦渋の決断】1都3県「家賃」上昇…新居探し“高いハードル”・レビュー

不動産投資
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すっかり物価高が日常に溶け込むようになりました。
あれもこれも値上がりする中で、いよいよと言うかようやくと言うか、家賃も上昇傾向が鮮明になりつつあるようです。

人口減少、少子化、家余りと言ったワードが不動産業界で蔓延り、一般的に「家賃は下がり続ける」との認識が定着した不動産投資界隈も、令和の今となっては変わりつつあるかもしれません。
今回は家賃上昇にまつわるニュース動画を視聴して、これからの不動産投資界隈について思ったことをお話ししていきます。

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  • 不動産歴20年のフリーランス
  • 投資家(不動産14年、株式3年)
  • 運用投資総額は約3,500万円

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • これから家賃は上がるのか

ぜひ最後までご覧ください。




【大家さんも苦渋の決断】1都3県「家賃」上昇…新居探し“高いハードル”・本編とあらすじ

「1都3県」で括るのはかなり強引な気がしますが…。
ま、とりあえず今回のニュース動画本編とあらすじから見ていきましょう。

【大家さんも苦渋の決断】1都3県「家賃」上昇…新居探し“高いハードル”・本編

今回視聴したニュース動画はこちらになります。

いやぁ~、やっぱり家賃上昇の波は確実に来てますねぇ。
足元の金利上昇に加えてリフォーム費用や人件費が高騰する昨今、数年前の不動産投資業界とは全く様変わりました。

それにしても『東京23区は(八王子と比べて)金額が倍ですね』って、そんなの当たり前でしょw
八王子ってほぼ相模原みたいなもんですからw

【大家さんも苦渋の決断】1都3県「家賃」上昇…新居探し“高いハードル”・あらすじ

来春の引っ越しシーズン本格化を前に、東京23区の賃貸住宅の家賃が上昇している模様です。
1年前と比べて単身者向け家賃が3.6%増、ファミリー向け家賃は8.6%増といずれも顕著な上昇傾向がみてとれます。

ファミリー向け物件の家賃高騰の原因は、新築マンションの販売価格の上昇が大きいようです。
多くの1次取得層にとって新築マンション価格が予算をオーバーしてしまい、購入をあきらめて賃貸に目を向ける人が増えたため、需要増に伴う家賃上昇に拍車をかけているとのこと。

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前々から言われてましたよね…

23区に全15室の一棟マンションを保有する大家さんも、今年に入りすべての部屋の家賃を上げたようです。
エアコンや給湯器の値段が上がったため、これまでの家賃設定では生活していけないとの理由でした。

苦渋の決断じゃなく、普通の経営判断と言ってくれ

所感と家賃上昇の実感について

ここからは動画を視聴して感じたことについてお話しします。

所感

そもそもファミリー物件の家賃が高騰するだろう、という見解は以前からよく耳にしましたね。

  • 単身者向けと比較して、もともと供給量が少ない
  • 単身者向けと比較して、需要が底堅い
  • 単身者向けと比較して、金利との相関性が強い

もともとファミリー向け物件は数が少ないわりにニーズが強いため、家賃は上がりやすい環境にありました。
そこに物価高が追い打ちをかけているように見えます。

加えて異常な低金利政策により、不動産価格が上昇していたことも大きかったようです。
例えば8,000万円を期間35年・変動金利0.4%で借りた場合、毎月の住宅ローン返済額は204,152円。

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8,000万円の返済額が平均家賃を下回るとは

いまや都心およびその周辺では新築マンションが1億円以下で買えるケースは少なく、これまで一定数存在した購入者層が賃貸界隈に流入しているのも、家賃の押し上げの遠因でしょう。
低金利政策が続く限り、この傾向は今後も続くと予想できますね。

ちなみに今後、住宅ローンの金利が上がったら家賃はどうなるんでしょう?
教科書通りの解釈では新築マンション価格は下がるはずですが、金利上昇に伴うローン返済額の増加と相殺されるため、つまるところ購入マインド刺激には向かわなくなり、やっぱり家賃は高止まりするんでしょうか。
ま、この辺は頭の良い方の意見を聞きましょう。

ワンルーム系大家への影響は?

私、23区で3戸のワンルーム系区分を保有する、しがない大家です。
この1、2年ほどは高騰するリフォーム費用に悲鳴を上げておりました。

その割に家賃が目に見えて上がっていない印象を持っていましたが、「いずれ家賃も上がる」と何の確証もない予感は持ち続けていました。

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家賃が上がらないほうがおかしい

食料品であればほぼ毎日買い物をしますし、日によって価格が変わるの商品も珍しくなく、物価上昇を肌で感じやすいと思います。
それと比べて賃貸物件はせいぜい数年に1度の感覚で探すものですし、さらに1回契約してしまえば2年間は家賃が変わりません。

まとめ

ゆっくりだが、確実に家賃は上がる

今後、更新のタイミングや入退去が繰り返されるごとに徐々に家賃は上がり、おそらく1、2年後には目に見えるかたちで家賃上昇を実感できるのでは、と期待しています。
ただし需給のバランスから八王子や相模原あたりのワンルームは今後もかなり厳しいのでは、と同時に感じますが。

1都3県「家賃」上昇…新居探し“高いハードル”レビュー・おわり

私が不動産業界に身を置いた20数年前は、不動産価格や家賃は基本的に下がる一方でした。
しかしアベノミクス相場が開始したとされる2013年頃からは、東京のマンション価格は右肩上がりで高値を更新し続けます。

「これまでの常識」はある時を境に「非常識」になり、その転換点は大衆の気づかないときに迎えるものです。
今回のニュース動画は大衆に気づきを促すものであり、そういう意味でもう家賃上昇は完全に既成路線化しているんでしょうね。

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