【逆転劇】管理会社が高額な原状回復費用を請求!? 「弁護士の父」を頼った結果は?・レビュー

不動産投資
この記事は約5分で読めます。

貸家や貸アパートに入居する際に、貸主に対して敷金を預けることが多いです。
この敷金は退去する際に原状回復費用を差し引いて借主に返金されるのですが、現状回復費用とひとくちに言っても内容も費用も曖昧さが残ります。

ガイドラインがあるとはいえ、どこまでが借主でどこからが貸主の回復義務なのかはわかりづらく、費用についても借主は相場を知らないケースが多いことでしょう。
特に物価高騰が叫ばれる現代においては、ひと昔前のリフォーム費用からずいぶん値上がりしており、請求額を見て借主もビックリするはずです。

今回は高額な原状回復費用の請求をめぐり、管理会社を訴えたとある入居者について取り上げた楽待のYouTube動画を視聴して思ったことについてお話ししていきます。

ブログ運営者
ブログ運営者
  • 不動産歴20年のフリーランス
  • 投資家(不動産14年、株式3年)
  • 運用投資総額は約3,500万円

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • 退去時の現状回復費用について

ぜひ最後までご覧ください。




管理会社が高額な原状回復費用を請求!? 「弁護士の父」を頼った結果は?・本編とあらすじ

管理会社が高額な原状回復費用を請求!? 「弁護士の父」を頼った結果は?・本編

こちらが今回のYouTube動画本編です。

室内を見ていないので判断できませんが、6年住んで原状回復費用5万円(敷金10万円で5万円の返金)は普通だと思いますが。
【逆転劇】と銘打つには少し物足りない感が否めず、せいぜい【ちょっと不良な業者の言いなりにならずに済んだ】と言ったところでしょうか。

私がこの入居者の立場なら怒鳴り散らして「全額返金しろ😠」と連呼しますね。
裁判するよりも、たぶんそっちのほうが早くて効果がありますよ。

管理会社が高額な原状回復費用を請求!? 「弁護士の父」を頼った結果は?・あらすじ

今回、原状回復費用を巡ってトラブルに巻き込まれたのは飯田さん。
飯田さんは6年間住んだ1LDKの部屋を退去しますが、その際に貸主である管理会社から20万円の原状回復費用を請求されました。

高額な原状回復費用に納得のいかない飯田さんは、弁護士でもある父のサポートを受けて管理会社を相手取り訴訟を起こします。
計3度に及ぶ口頭弁論の結果、原状回復費用の根拠および見積もり業者の存在を示せなかった管理会社に分が悪く、預けていた敷金10万円のうち5万円を飯田さんに返金することで和解が成立しました。

裁判よりも怒鳴り込むほうが早い気が…

飯田さんも触れていましたが、弁護士をつけて訴訟を起こすと弁護士費用が嵩むため、結局請求された原状回復費用を払ったほうが負担が少ない側面があります。
そのため貸主側はどっちに転んでも損はしないので、ワンチャン狙って高額な原状回復費用を吹っかけてくるんでしょうね。

ブログ運営者
ブログ運営者

不動産業界はロクでなしも多い

このようなチョイ悪不動産会社と対峙していくためにも、借主はしっかり知識を頭に入れて理論武装しなければいけません。

原状回復費用をめぐる私の経験談と思うこと

今回の原状回復費用をテーマにした動画を見て、思い出すことがあります。
現在は分譲マンションに住む私ですが、若かりし頃は賃貸アパートに住んでいました。

そのアパートを引き払う際にちょっとひと悶着してまして…。

私の体験談

私は今から20年近く前に退去したアパートが最後の借主側としての立場になります。
当時築3年くらいのアパート(家賃は8.5万円だったような記憶)に4年弱住みました。

アパートには基本寝に帰るだけの生活でしたし、自炊もほぼしていなかったため、室内はそれほど汚していませんでした。
それなのに5万円くらいの原状回復費用を請求してきたため、若かった私はソッコーでブチ切れます。

ブログ運営者
ブログ運営者

は?…5万だと?
1円も払わねーよ!!ヽ(`Д´)ノプンプン

最初から1、2万円の請求ならおとなしく払った(差し引かれた)かもしれませんが、5万円と想像のかなり上を提示されたら、若かりし日の私はもう黙っていられません。
私、こういう中途半端に足元を見てくる輩には、徹底的に抗戦する性分なのです。

電話で担当者にわめき散らすこと2、3回。
担当者も面倒くさくなったのか「わかりました、全額返金します…」と力なく言い残し、私の最後の敷金返還よもやま話は終了と相成りました。

40代の今となっては、恥ずかしくてこんな対応できません

当時の担当者には迷惑かけたと思う反面、怒鳴り散らすだけで5万円が下がったことを経験すると、いかに原状回復費用の請求額がいい加減であるかを思い知らされました。
やはり納得いかなければ、しっかりと怒鳴る主張すべきですね。

動画の所感

やはり不動産業界は、まだまだ「事を荒立てるのを好まない借主」をカモにしていることがよくわかります。
私も零細大家の端くれですが、よほどのことがない限り原状回復費用は、特約記載のハウスクリーニング代を差し引いて残額を返金しています。

ブログ運営者
ブログ運営者

借主の気持ちもわかるから

多くの借主はお部屋をきれいに使ってくれますし、誰だって敷金が多く返ってきたほうが嬉しいに決まっています。
そんな善良な借主に対して不当に高額な原状回復費用を吹っかけるのは、同じ大家として本当にみっともない。

20年前はガイドラインもなく敷金2ヶ月が普通だったので、原状回復費用のぼったくりも結構横行してたんでしょうね。
それと比べるとガイドラインに加えてSNSの情報拡散、敷金ゼロ等も散見され、不当に高額な原状回復費用も取りにくくなっている現実はあると思います。

少しずつマシになってきてるとは思いますが、この原状回復費用の扱いについてマトモな大家がもっと増えるとともに、透明で納得感のあるものになって欲しいです。

まとめ

貸主も借主もしっかり知識を持つことが大事

管理会社が高額な原状回復費用を請求!? 「弁護士の父」を頼った結果は?・おわり

賃貸の場合は入居時に敷金・礼金のほかに仲介手数料や鍵交換、火災保険料、保証会社手数料などを支払います。
ここまではまだ理解できますが、24時間駆け付けサービスやら消毒やらムシ駆除やら、まったく要らないオプションまで付けらさせられ、賃貸仲介業者のやりたい放題な一面もありますね。

結局受け入れてしまう借主が一定数存在するので、不要な入居時サービスも不当な原状回復費用も存在しているのが残念なところ。
自浄作用の働きにくい不動産業界だからこそ、おかしなところはもっと声を上げなければいけませんね。

スポンサーリンク

コメント