毎日が「パワハラ祭り」 ビッグモーターまた新疑惑  車買い換えで70万円“自腹”も・レビュー

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それにしても「パワハラ祭り」って…。
「パワハラ地獄」とか「パワハラ三昧」ならニュアンスも伝わるんですけど、「祭り」って表現してる時点で悲壮感がないというか。

連日不正な営業手法が明らかとなるビッグモーターですが、またまた新たな疑惑が判明したというニュース動画が上がりました。
内容としては、元社員が強制的にビッグモーターでクルマを買い替えさせられて、それなりに大きな金額の出費を伴ったというものです。

今回はビッグモーターの新疑惑に対し、その発生原因や営業会社固有の特徴について考えました。

ブログ運営者
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  • 不動産歴20年のフリーランス
  • 投資家(不動産14年、株式3年)
  • 運用投資総額は約3,000万円

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • 半強制的な自社製品購入とその実態

ぜひ最後までご覧ください。




ビッグモーターまた新疑惑  車買い換えで70万円“自腹”も・本編とあらすじ

ビッグモーターの新疑惑を報じた動画の本編と、あらすじから見ていきます。

ビッグモーターまた新疑惑  車買い換えで70万円“自腹”も・本編

それでは早速、動画の本編を観ていきましょう。

ビッグモーターを巡る疑惑が次から次へと出てきますねぇ。
自社での強制買い替えが常態化すると「次はオレの番かも…」と、社員同士がギスギスするのもよーく理解できます。

普通は社員割引とかあると思うんですけど、強制で自腹買い替えってw
保険金の不正請求に始まり除草剤、パワハラ、ローン詐欺、そして自腹買い替えと、ちょっと私もお腹いっぱいになってきました。

来店客も10分の1に減ったようですし、もうダメかもしれませんね。

ビッグモーターまた新疑惑  車買い換えで70万円“自腹”も・あらすじ

今回ビッグモーターで新たな疑惑が明るみとなったのは、社員に対して半強制的に車の買い替えを行わさせていた、というもの。
該当する元社員Aさんの説明では、所有するベンツを半強制的に自社で買い替えをさせられました。

しかも店長からは「持ち出し(金銭の負担)なしに買い替えられる」と説明を受けたものの、Aさんは結局700,000円以上支払う羽目になったようです。

レヴォーグよりベンツのほうがいいな

このような半強制的な買い替えのほか、日常的な自腹負担となる行為も複数あったようで、Aさんは毎月100,000円以上をビッグモーターに間接的に搾取されており、これらを疑問に感じて退職したとのことでした。
表向き高収入を謳っていたビッグモーターでしたが、精神面や実際の手取りを考えると大したことないどころか、社員が会社の養分であるかのような実態が浮き彫りとなっています。

動画を視聴して感じたこと

ビッグモーターほどではないにしても、今回の動画は営業会社であれば多かれ少なかれ共通するケースでもあるように感じました。

所感

私たちロスジェネ世代含め前の世代の人たちにとってみれば、「ま、あるよね」って感じの疑惑ではありました。

私の周りで、過去に新築マンションを販売していた営業マンも、社員の半数ほどは自社ブランドのマンションを買っていたと聞きましたし、オー●ンハウスも社員が(おそらく自社の)戸建を購入して人に貸している、といったニュースも記憶に新しいところです。

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オープ●ハウスはまた違った問題だけど

ここまで金額が大きくなくても、社員が自社製品を半強制的に買わされるのは、それほど珍しいことではないと思います。
問題の本質は、このような半強制的な自腹負担を求める会社に対し、屈する社員が多数発生することでしょう。

私なら即辞める

自分が圧力に屈すれば、その後に周囲や後輩たちを必ず巻き込みますし、その売上げがないと成長を描けない会社に未来があるとも思えません。
本来は拒否すべきところ、「金銭負担はないから」という店長の誘いに応じたAさんにも、大きな落ち度があるのでは、と感じました。

まとめ

強制購入はあると思え、大事なのは拒否できるかどうか

営業マンなんて、こんなもんよ

わたくし、決してビッグモーターの肩をもつわけではありませんし、もちろんビッグモーター上層部が悪いとは思います。
しかし被害者風のAさんおよび社員にも、相応の責任があると感じています。

営業会社は売上げ至上主義

私も不動産売買の営業マンを20年ほど経験しましたが、会社からすると営業マンは所詮売上げを作るためのコマとしか見ていません。
どんなやり方であれ、数字を持ってくる(売上げの成績が良い)営業マンは会社からすると有難い存在で、その逆もまたしかりです。

こと不動産仲介に関して言えば、顧客に対して安く売らせるか、高く買わせることができれば、一般に売上げが上がる傾向にあります。
本来であればもっと高く売れたであろう物件を値下げして、早期に契約を結んでもらうことは日常茶飯事でしたし、「フェアーな取引をしたい」などときれいごとばかり言って成績が振るわなければ、上司からの激しい詰めを受け、結果自分の首を絞めるだけでした。

顧客第一主義は売上げアップにつながりにくい

今回のAさんも自分がしっかりと売上げを作っていれば強制買い替えのターゲットにされなかったでしょうし、足元を見られて強制買い替えにNOと言えなかったAさんの心の弱さもあったのだと推察します。

高収入の裏には必ず背景があります。
小さいころから勉強に青春をささげ、旧帝国大や早慶に合格したのち一流企業へのエリート街道を進む「勝ち組」と比肩するほどの収入を得られるビッグモーターで、ごく普通の営業スタイルじゃ通用するはずありませんから。

ビッグモーターまた新疑惑  車買い換えで70万円“自腹”も・レビューおわり

スルガ銀行のかぼちゃの馬車事件しかり、オープンハウスの住宅ローンの不正利用しかり、この手の問題は毎回同じ構図ですよね。

上層部から売り上げノルマを達成すべく激しい要求があり、不正とわかっていながらもグレー(ブラック)な手法で数字を作る現場。
営業会社なので土日も仕事、平日は夜遅くまで働くため、奥さんが専業主婦の家庭が多く簡単には転職できない旦那さん(収入も下がるから)。

目先のおカネに左右されず、長期展望をもって働きたいものですね。

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